iPhone 11のフロントカメラ、DxOMarkの評価でトップ10圏外に。

カメラの評価を専門にするDxOMarkが、iPhone 11のフロントカメラのスコアを公開しました。iPhone 11は91点と高得点を出しましたが、ランキング13位と、トップ10入りを逃しました。なお、iPhone 11 Pro Maxのスコアは92点で9位タイになっています。

Appleの仕様表では、iPhone 11とiPhone 11 Pro Maxのフロントカメラは同じものが搭載されているように表記されており、両者間にスコアの差が出ないように思えます。

このスコアの差はiPhone 11の固定焦点レンズにあるようです。

iPhone 11のレンズは、Pro Maxよりもわずかに近くに焦点を合わせることが分かりました。そのため、自撮り棒を使用した場合など、長い距離の被写体の焦点がぼけてしまいます。11 Pro Maxは離れた被写体でもiPhone 11よりも優れたシャープネスを維持しました

なお、一緒に比較されたサムスンのGalaxy S10+はフロントカメラオートフォーカスシステムのおかげで、すべての被写体距離にわたって優れたフォーカスを提供しました。

横軸が被写体距離(Distance)、縦軸がシャープネスさを表すアキュータンス(Acutance)

結論として、iPhone 11のフロントカメラはほとんどの状況で素晴らしい色と優れた露出を提供します。一方、欠点として焦点距離が近くなるように調整された固定焦点レンズは、長い自撮り棒を使用する場合、グループで自撮りをする場合では11 Pro Maxに劣っているようです。

Source:DxOMark

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