Appleは、スポーツや音楽ライブなどのコンテンツをバーチャルリアリティヘッドセットに提供するスタートアップ企業のNextVRを買収したことがわかりました。この買収は、Appleが開発中と噂されている拡張現実デバイス(Apple Glass)に大きく役立つ可能性があります。買収価格は公になっていませんが、4月に9to5Macが約1億ドル(約107億円)で交渉中という報道をしていました。
昨日、Ming Chi-Kuo氏の報告により2022年頃にAppleからARデバイスが登場すると言われたばかりです。
NextVRは、FacebookのOculus、PlayStation、HTC、Lenovoのデバイスなど、いくつかのVRヘッドセットにコンテンツを提供しています。しかし、Appleの買収目的は、VRコンテンツではなく、NextVRが持つ40の特許の可能性もあるようです。NextVRは、動画ストリーミングでアップスケーリングする特許を保有しており、NBA、FOXスポーツ、ウィンブルドン、その他のライブミュージックとスポーツイベントとパートナー提携をしています。
5/15現在、NextVRの公式サイトは、「NextVRは新しい方向へ向かっています」というトップページのみ表示されている。
"NextVR is Heading in a New Direction"
Thank you to our partners and fans around the world for the role you played in building this awesome platform for sports, music and entertainment experiences in Virtual Reality.「NextVRは新しい方向に向かっています」
バーチャルリアリティでのスポーツ、音楽、エンターテインメント体験のためのこの素晴らしいプラットフォームを構築する上であなたが果たした役割について、世界中の私たちのパートナーとファンに感謝します。
2020年Appleが買収した企業は、音声技術を専門とするアイルランドのスタートアップVoysis、人気の天気アプリDark Skyに加え、3つとなりました。
Source:Bloomberg
