
PC周辺のアクセサリを販売するLogitech(日本ではロジクール)が、今月初めに入力デバイスに関する新しい特許を取得したことがわかりました。
これは、Appleが開発中の「Apple Glasses」やFacebookの「Oculus」やMicrosoftの「HoloLens」など、VR/ARデバイスで動作する新しい3Dマウス/入力デバイスに関するものです。新しいマウスは、空中での動き、回転、傾斜を検出することができるように設計されており、Oculus TouchコントローラーやHTC VIVEコントローラーのような機能を有していると考えられます。
現在のマウスはPC画面内、平面空間(2D)の利用向けに開発されたもので、3次元空間(3D)での操作には適しておらず、VRアプリケーションでの使用に制限があります。
従来マウスにない新しい可能性
この新しいマウスは、通常のマウス、トラックパッド・トラックボールに新しく加わる可能性があります。今回の特許では新しいマウスの利用方法も説明しており、A10(右下)はマウスを前後に傾斜させることで「スクロール」、10B(中央下)は横への傾斜で「早送り・早戻し」、10C(左下)はデバイスを回転させ「ボリューム調整」できることを示しています。なお、このマウスはVR/AR使用時と2次元操作時で異なる挙動をする可能性があります。
Logitechの特許は2019年の第4四半期に提出され、今月初めに米国特許庁によって公開されました。なお、特許についての詳細は、Patently Apple(英文)で確認できます。
via:Patently Apple